薬物療法を検討する時とは
高血圧症の治療の基本は、1にも2にも生活習慣を改善することです。
食事療法や運動療法で生活習慣の改善を行っていきますが、半年から一年くらい続けても高血圧の改善が見られない場合には、降圧薬を使って血圧をコントロールします。
しかし、動脈硬化や心臓疾患、高脂血症、糖尿病などの合併症を抱えていてリスクが高い場合には、生活改善の開始と同時に、もしくは1〜3カ月ほどで薬物療法を行うこともあります。
どちらにしても生活改善は必須!
薬物療法はあくまでもリスクが高く緊急性が認められる時に行われるものですから、「運動も食事療法も面倒くさいから、さっさと薬で血圧を下げてしまおう!」なんて考えは禁物です!
高血圧の薬の種類
高血圧症の治療薬は、血管を広げて血圧を下げる薬と、心拍出量(心臓から送り出される血液の量)を減らして血圧を下げる薬に大きく分類されます。

薬物療法では、一種類の薬を少しの量から使い始めるのが基本ですが、作用の異なる複数の薬を併用することもあります。
2〜3カ月間服用してみて効果が見られない時は、薬の種類を変えてみたり、あるいは量を増やしたりすることもありますので、日常から血圧測定をこまめに行って薬物療法の効果が出ているかを確認しておくことが大切ですね。
薬を飲む時の注意点
高血圧の薬は基本的に長期間継続して飲むものです。
面倒くさいからとか、血圧が下がってきたからと自己判断でやめてしまうのは非常に危険です。
逆に、血圧が上がってきたからと勝手に薬の量を増やしてもいけません。
家庭血圧を測定する習慣をつけるのは良いことですが、自分で薬の量を調節するのは絶対にやってはいけないことです。
処方された量と、服用する時間と回数はしっかり守りましょう。
高血圧の薬は基本的に長期に渡って飲むことを前提に作られているため、それほど大きな副作用はありませんが、めまいや立ちくらみ、動悸や頻尿といった軽い副作用が出る場合があります。
また、他の薬や食品との食べ合わせ(飲み合わせ)によって思わぬ作用が出ることがありますから薬は医師の指示を守って正しく服用します。
降圧薬以外の薬を飲んでいる場合や、複数の病院にかかっている場合は、その旨を必ず主治医に伝えましょう。
薬を飲んだ後に体調に変化があった場合、自己判断はせずに必ず医師や薬剤師に相談して下さいね。
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