高血圧症と腎臓病
腎臓は血圧との関係が深い臓器です。
腎臓の機能が低下すれば血圧は上がり、高血圧は腎臓の機能に大きな影響を与えます。
高血圧によって腎臓の機能が障害されると、糖尿病や心筋梗塞などのリスクも高くなるのです。
高血圧が進むと血液をろ過する腎臓の血管に動脈硬化が起こり、腎臓が硬く小さくなる「腎硬化症」という病気になってしまうことがあります。
そして、その腎硬化症が進行して腎機能が著しく低下すると「腎不全」という病気になってしまいます。
腎臓の異常を見つけるには
腎臓病になっても最初のうちは何も症状がありませんが、進行するにしたがって様々な症状が出てきます
最初によく見られる症状は「むくみ」です。
腎機能が低下すると水分量のコントロールや老廃物の排泄が出来なくなるため、体内の水分量が多くなるのです。
「顔がはれぼったい」「今まで履いていた靴がきつく感じる」などの自覚症状があれば、むくみが出ている可能性がありますね。
また、夜間のおしっこの回数が多くなるのも腎機能が低下した時によく見られる症状です。
これらの症状が見られたら、なるべく早く医療機関で腎機能の検査を受けましょう。
妊婦と高血圧症
妊娠中に起こる高血圧、むくみ、たんぱく尿などの症状を以前は「妊娠中毒症」と呼んでいましたが、最近では「妊娠高血圧症候群」と呼んでいるようです。
妊娠中に起こる高血圧は原因がまだよく分っていませんが、胎盤の異常によるものだと考えられています。
妊娠中の塩分摂取量の制限については、自己判断で行わずに主治医の指示に従いましょう。
急激な塩分の制限は胎児に思わぬ影響を与えてしまうことがあるからです。
通常、出産後3カ月程度で血圧は下がり、正常な血圧値に戻っていきますが、もともと高血圧症だった人は引き続き定期的に検査を受けて、経過を見ていく必要があります。
まずは、朝と夜、一日2回の血圧測定を習慣にしましょう!
高血圧症とメタボリックシンドローム
メタボリックシンドロームとは「お腹の周囲に脂肪がたまっている、いわゆる「肥満状態」「血中の脂質が多い」「血圧が高い」「血糖値が高い」という4つの条件のうち、2つの条件を併せ持っている状態をいいます。
それぞれの数値が正常よりの「少し高い」という程度であっても、複数の条件が重なると動脈硬化や脳卒中、心筋梗塞といった合併症を引き起こすリスクが高くなります。
肥満も高血糖も高コレステロールも高血圧も、普段の食生活や運動、生活習慣の見直しで改善していくことが出来ます!
まずは、朝と夜、一日2回の血圧測定を習慣にしましょう!
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